犬系男子に振り回されてます…





文化祭の準備を進めてる今も、何故か昨日のことが頭から全く離れなくて、脳がぼーっとしている。



限られた時間の中で当日まで間に合わせなきゃいけないから、全然ぼーっとしてる場合じゃないんだけどね。



まだ衣装も完成したの半分だけだし。



余計なこと考える暇は無いって分かってるんだけど…
笑顔の成宮が出てくるから、スッゴク腹立つ。




「美咲ちゃん?なんか顔色悪いよ…大丈夫?」

「え、あぁ…大丈夫!!うん…」



ほら…成宮のせいで、恋音に心配させちゃったじゃないの!!



…しっかりしろ私。



実行委員が、こんなんじゃ文化祭上手くいきっこないでしょ!



今は目の前にある与えられた役割の分担に集中、集中…っと。



成宮の力なんか全然必要なしなんだから。



私だって本気出せば1人でも出来るわよ。



< 155 / 344 >

この作品をシェア

pagetop