犬系男子に振り回されてます…




シャツの隙間から、チラッと覗かせている谷間。



なに…この不平等感は。



「え?体育館?うん、左出れば入口になってるよ」

「ありがとうございます!ではっ…」



小走りで体育館の方へと走っていく彼女さん。



長い髪が空中にふわりと舞って、薔薇の香りが漂う廊下。



さすが女子力の高さ…。



体育館に向かうということは、成宮の劇でも見に行く様子なのだろうか。



なんて、呑気に私もこうして見てる場合じゃなかった…!



早く着替えないと本番に間に合わない〜っ。



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