犬系男子に振り回されてます…
「下駄箱に入ってる靴で確信したんだよ。学校のどこかに絶対いるってな」
「なるほど……」
たまにはやるじゃん?
お兄ちゃんも。
彼女と遊んでばかりいるナマケモノな兄とばかり思っていたけど。
見直したよ、今日のことに関しては。
もしお兄ちゃんが来てくれなかったら、先生に成宮と寝てるとこ見られるんだったしね。
危ない…危ない。
付き合ってるだとか変なことを勘違いされて、面倒なことになってたはず。
「…寝てる奴、誰?」
「ん?あぁ…子犬。」