犬系男子に振り回されてます…
何が特別サービスよ…
本当はそんなの無いくせに。
たまたま通りかかったのか知らないけど。
私が困っているのに気づいて…
助けてくれたんでしょ?
不覚にも成宮が来てくれて、嬉しかったんだからね…。
成宮のことを考えながら溶けたアイスをストローで、ぼーっと一向かき混ぜていると…。
「二人で抜け出そう?」
「えっ!ちょ…あの…!?」
急に腕を引っ張られて、廊下に連れていかれる。