犬系男子に振り回されてます…






「美咲ちゃん?」



何も言わない私に、不思議そうに首を傾げていた。



「ん、あ、何でもない!てか成宮とだし…最悪だよ…もう。」

「えー?嬉しくないの?」

「うん…嬉しくない全然」



確かに猫の件で助けてもらったことには、少し見直したけど…。



出来れば、一緒に今後は活動はしたくないからー…。



関わると色々とめんどくさい。



「でも成宮くんと席隣になったり、一緒に実行委員になるのは運命だったりして?」



天使の微笑みで、サラッと衝撃なことを言う恋音。



「運命…そうだね」

「ぶっ!ちょ…、成宮まで…やめてよ…」



呑気に成宮まで、この話題に乗ってくる。



運命とか絶対に違うから!!



冗談だったとしても、笑えない。うん。



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