犬系男子に振り回されてます…
次は役割と…
「じゃあ、お姫様役。誰やりたい?出来れば台詞覚えれるやつなー」
「はいっ!はーい!お姫様役は私が立候補します」
成宮が聞いた途端に、手をぴょんぴょんと挙げてる1人の女子。
うわぁー…やっぱりね。
お姫様やっちゃうくらい積極的な子って、長谷川さんしかこのクラスでは居ないよね。
なんだって、成宮の熱狂なファンで目立ってるし。
しかも私には成宮と仲良さそうに見えたからか、さっきは仕返しされるし…。
別にいいけどさ。
気にしないから、こうゆうの。
「あ、長谷川さんね。他は?やりたいやつ居ない?」
「お姫様役が私だったら、王子は成宮くんだからね♪」
ツインテールの髪を顔に近づけて、テカテカのグロス唇をアヒル口にさせた。