上司な同期は激甘サンタ
資材管理課長は資材発注先との取引で賄賂を受け取っていた。そしてその事実を隠すためにも課員から支持されようと、課員の手取り所得が増える不正申告を通させたのだ。
自分は何も苦労せず懐も痛まず、課員に感謝されたのだから、それは都合が良かっただろう。
しかも何年もバレない。資材管理課長はどんどん大胆になり、そして木崎君に気付かれた。
木崎君からの報告で監査室も動いた。
証拠も固めて、横領で解雇する事も決定した。
でも木崎君は抵抗したのだ。
悪事を働いた資材管理課長の解雇は当然だ、でも彼に騙されていた山口さんを助けたいと。
「俺が話を聞いた時さ、山口さん一言も弁解しなかったんだ。私が悪いことをしたのは事実だからって。
でもさ、資材管理課長の野郎、既婚者なの隠して山口さんと付き合いだしたらしくてさ。その後も不倫の事バラすとか、一旦不正に協力させた後はそれバラすとか、ホントに屑でさ。」
話しているうちに思い出したのか、珍しく怒った口調で言う。
相変わらず頭抱えられてるから表情は見えないけど。
自分は何も苦労せず懐も痛まず、課員に感謝されたのだから、それは都合が良かっただろう。
しかも何年もバレない。資材管理課長はどんどん大胆になり、そして木崎君に気付かれた。
木崎君からの報告で監査室も動いた。
証拠も固めて、横領で解雇する事も決定した。
でも木崎君は抵抗したのだ。
悪事を働いた資材管理課長の解雇は当然だ、でも彼に騙されていた山口さんを助けたいと。
「俺が話を聞いた時さ、山口さん一言も弁解しなかったんだ。私が悪いことをしたのは事実だからって。
でもさ、資材管理課長の野郎、既婚者なの隠して山口さんと付き合いだしたらしくてさ。その後も不倫の事バラすとか、一旦不正に協力させた後はそれバラすとか、ホントに屑でさ。」
話しているうちに思い出したのか、珍しく怒った口調で言う。
相変わらず頭抱えられてるから表情は見えないけど。