上司な同期は激甘サンタ
7.
翌日からの引き継ぎは更にスピードアップした。山口さんは私に全部話してスッキリしたのか、どこか吹っ切れた様子だ。
少し明るくなったようにも見えて、ちょっと安心する。
1日でも早く引き継いで、山口さんが前に進めるようにしたい。
「山口さん、江藤さん。ちょっと会議室に来てくれるかな?」
木崎君から言われて向かった会議室には人事部長が座っていた。その隣にいる人は見た事ないけど、多分管理職だろう。
厳しそうな雰囲気の四十代後半の男性だ。
「どうぞ、座って。
江藤君はもう事情は理解しているんだったね?」
部長から視線を向けられて、木崎君が頷く。
「はい。理解した上で業務に取り組んでもらっています。」
その言葉に1つ頷くと部長が山口さんに顔を向けた。
「では予定通り、来週末で退職という事で問題はないかな?」
少し明るくなったようにも見えて、ちょっと安心する。
1日でも早く引き継いで、山口さんが前に進めるようにしたい。
「山口さん、江藤さん。ちょっと会議室に来てくれるかな?」
木崎君から言われて向かった会議室には人事部長が座っていた。その隣にいる人は見た事ないけど、多分管理職だろう。
厳しそうな雰囲気の四十代後半の男性だ。
「どうぞ、座って。
江藤君はもう事情は理解しているんだったね?」
部長から視線を向けられて、木崎君が頷く。
「はい。理解した上で業務に取り組んでもらっています。」
その言葉に1つ頷くと部長が山口さんに顔を向けた。
「では予定通り、来週末で退職という事で問題はないかな?」