また逢うのなら、必然で
「ったく、授業をサボんなって言ってんのに何、サボってんだよ!」
ゴンっと理玖は俺の頭をぶん殴る。
「殴ることねぇだろ、でもお陰で日向ちゃんと話せたからラッキー♪」
「ならこの課題プリント解けよ」
「分かんねぇのにとけるかよ!」
「あのなー… 解けねぇなら授業出ろよ!
お前がいなかったら、俺がお前の事で先生達に文句言われんだよ‼︎
マジで、クソダリーのによー!」
はぁ…と理玖は頭を抱えて溜息をつく。
「そんな溜息つくなって」
ケタケタとバカみたいに笑う。
理玖は何事も深く捉えすぎていて、冗談にならねぇんだよな…。