また逢うのなら、必然で
理玖は呆れたように肩を竦める。
マジ顔もタイプだったし、隣のクラスというなら都合が良い。
「勘弁してくれよ、くれぐれも落合を付け回そうとかすんなよ?」
「どうやって落合さんと仲良くなれっかな♪ 理玖も考えろよ」
「話を聞け、話を。
マジで落合さんはダメなんだって、敵は多いは、人間嫌いだわお前じゃ無理なんだって」
「大丈夫、今回は本気だから」
「それ前の彼女にも言ってただろ」
「アレは失敗だ、失敗。
思ってた子と違った」
「ほらな、今回もそれだって。
遊び半分で落合に手を出してみろ、半殺しじゃ済まねぇかもだぞ」
「遊びじゃねぇって、」
今回は本気のつもりだ。
あそこまで目を奪われたのは初めてだし。
未だ脳裏に焼き付いている彼女の姿を思い出す。