僕は何度でも、君の名前を呼ぶよ。


こみ上げてきた思いと、あふれるなにか。


胸の奥が暖かくて。

でも、頬は、目は…熱くて。



セレンはそんな俺を見てほほえんだ。



「いるじゃない。あんたの大切な人」



セレンの手が、俺の頭に重ねられた時だった。




「………!!!!!」






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