僕は何度でも、君の名前を呼ぶよ。


ああ、ふらふらする。


点滴台につかまりながら、俺は残っている体力で全力でその部屋に向かった。



看護師と、両親の反対を押し切って。




ああ、ふらふらする。




教えてもらった部屋の前につき、ゼエゼエと息を弾ませながら…部屋の扉を開けた。




< 64 / 72 >

この作品をシェア

pagetop