意地悪な幼なじみ
放課後
「送ってくれてありがとう。」
「いいんだよ、俺が送りたかったから。」
先生の手伝いをしていて帰るのが遅くなったので、たまたま会った間宮くんに家まで送ってもらった。
「あのさ…もしよかったら明日から一緒に帰ってもいい?」
急に言われて、返答に困る…
わたしより可愛い子はたくさんいるのに
なんでわたしなんだろう?
「あ、ゆか…今帰り?」
わたしが返答に戸惑っていたところに、話かけてきたのはふゆくんだ。
ふゆくんは、わたしのことをゆかと呼んでいる。
「あーっと…俺、邪魔した?」
そう言ってふゆくんはスタスタと家に入っていった。
「だれ? 知り合い?…彼氏じゃないよね?」
っ//////
「お、幼なじみだよ!彼氏..なんかじゃ、ないよ!」
彼氏?と聞かれて、焦る
わたしの気持ち、バレてないかな?
「そっか、よかった…じゃあ俺にもチャンス、あるんだ。」
間宮くんはよくわからないことを言った。
「え?、どういう……」
「何でもないよ、また明日ね。」
間宮くんはそう言って帰って行った。