道の果て・・
浴衣は着れなかったがいつもよりは
かわいいと思われたくて、
いつもは結んでいた髪を下ろして
行くことにした。

待ち合わせの神社の鳥居に行くと
彼はすでに来ていた。

私の姿を見つけると、
彼はニカっと笑って手を振った。
私はもぅその笑顔を見ただけで
ドキドキが止まらなかった。

彼の元へ行くと彼は私の手を握った。
私は驚き、彼の方に視線を
むけると彼は、照れながら
「はぐれないように」
と真っ赤になりながら言った。
私は
「うん」
と答えた。

そして手をつないだまま
2人で夜店を見てまわった。

歩き疲れて2人で神社の境内の
ふちに腰をかけた。
並んで座り、肩が触れていて
私はとても緊張した。

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