道の果て・・
2人は幼いこの恋を信じ
明るい未来を信じて
共に求め合った。

キスをして体に触れられて
私は夏生にすべてをささげれたことに
感動すらしていた。
彼も慣れないなりにも私を歓ばせようと
必死で愛してくれた。

初めは聞いたことがあったが
驚くほど痛かった。

でも、その痛みすら幸せだと
私は感じていた。
愛しい彼に与えられるのならば
痛みすら喜びだった。

それから何度も体を重ねていくうちに
私の痛みはなくなり
快楽だけが支配した。

そして、会えばキスをしていた
私達は今度は、会えば体を
重ねるようになった。

ただ、お互い幼いなりにも
避妊だけはちゃんとしていた。
明るい未来のためには
今、妊娠はするわけには
いかない、そう考えていた。
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