道の果て・・
それだけでも彼が自分を
大切にしてくれていると感じていた。

私達は夏休みの間に
大人になったような気持ちになっていた。

そして、月日は流れ
中学3年生に私達はなっていた。

全校生徒も少ないこの学校では
付き合ってることはみんなに
知れ渡っていた。
そのせいなのか、やっぱり
クラスは別々にされた。

このころの私は、自分はみんなと
違って大人だと思っていた。
それは処女じゃないからという
ただ、それだけのことで
そんな風に思っていた。
自分はまだ、なにもできない
子供だとも知らずに。
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