道の果て・・
親戚の中で母の妹の叔母さんが
私を引き取ることになった。

私はこのままここに住みたいと
言ったが、そんなわけにはいかず
結局、卒業を待たずして
私は叔母の家のある都会へと
引っ越しすることになった。

夏生とは、それでも別れるなんて
お互いに考えもしなかった。
いつか教師になった彼が
迎えにきてくれると私は思っていた。

私達は、またいつでも会えると
信じてそれぞれの道を
歩みはじめた。

新しい学校には行きたくなかったが
卒業までのたった4ヶ月だけ
通うことになった。

なんの思い出もなくその学校を
卒業した。
夏生のいる学校で一緒に卒業したかった。

家に帰ると叔母さんから
手紙が届いてると言われた。







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