道の果て・・
そのころの私はすべてを
失くしたと思っていた。
仕事をすることでしか
自分が生きているのか
それすらわからなくなっていた。
ひたすら働いたおかげで
私は1年後には小さいながらも
自分の部屋を借りることができた。
もちろん、叔母が保証人に
なってくれたからだが。
自分1人では家すら借りれない
私はまた、自分は子供なのだと
実感した。
17歳になった私は
まだ、夏生のことを諦めきれずに
生きていた。
まだどこかで彼が迎えに来る日を
信じていたのかもしれない。
信じずには生きていけなかった。
夏生はまだ、自分のことを
愛してるものだとそう、思い
込まずには自分の存在価値が
なくなってしまいそうで
恐かったのかもしれない。
失くしたと思っていた。
仕事をすることでしか
自分が生きているのか
それすらわからなくなっていた。
ひたすら働いたおかげで
私は1年後には小さいながらも
自分の部屋を借りることができた。
もちろん、叔母が保証人に
なってくれたからだが。
自分1人では家すら借りれない
私はまた、自分は子供なのだと
実感した。
17歳になった私は
まだ、夏生のことを諦めきれずに
生きていた。
まだどこかで彼が迎えに来る日を
信じていたのかもしれない。
信じずには生きていけなかった。
夏生はまだ、自分のことを
愛してるものだとそう、思い
込まずには自分の存在価値が
なくなってしまいそうで
恐かったのかもしれない。