道の果て・・
職場に恵まれたおかげで
私のカチカチに固まった心も
癒されていった。

そこの職場で私は1人の男性と
出会った。
彼は私よりも2つ年上で20歳の
人だった。
彼は他の人と同様、私の境遇を
知りとても親切にしてくれた。

そのころにはもぅ私は夏生のことを
思い出す時間も減っていっていた。

もぅ忘れた、良い思い出だと
自分でも思っていた。

20歳の池田さんから私は
何度か食事に誘われていた。
でも、なかなか2人で出かける気には
なれず、ずっと断っていたが
その日は、いい加減申し訳なくなり
行くことにした。

あるレストランへと2人で行った。
池田さんはとても喜んでくれて
お店も相当、がんばったようだった。


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