道の果て・・
出会い
入学式を終えて教室に移った。
「高科 和津さん」
担任の先生が私の名前を
呼んだ。
「はい」
私は元気に返事をした。
先生はみんなの顔と名前を
一致させようと確かめるように
出席簿と生徒の顔を
見ながら、確認していた。
「渡辺 夏生さん」
先生は最後の生徒の名前を呼んだ。
しかし返事はなく・・・その代わりに
1人の男の子が立ち上がり
こう言った。
「あのぉ~俺は女子じゃないんですがぁ」
担任は慌てて
出席簿と彼の顔を
何度も見直してオロオロしていた。
「ナツキじゃなくて・・
ナツオって読むんです」
はっきりとした声で
彼はそう言った。
「高科 和津さん」
担任の先生が私の名前を
呼んだ。
「はい」
私は元気に返事をした。
先生はみんなの顔と名前を
一致させようと確かめるように
出席簿と生徒の顔を
見ながら、確認していた。
「渡辺 夏生さん」
先生は最後の生徒の名前を呼んだ。
しかし返事はなく・・・その代わりに
1人の男の子が立ち上がり
こう言った。
「あのぉ~俺は女子じゃないんですがぁ」
担任は慌てて
出席簿と彼の顔を
何度も見直してオロオロしていた。
「ナツキじゃなくて・・
ナツオって読むんです」
はっきりとした声で
彼はそう言った。