道の果て・・
2人の離れた時間を埋めるように
激しくキスをして
互いの体温を感じあった。

5年ぶりの彼の体は
中学生だったころとは違い
逞しかった。
夏生もまた、私の体の変化を
確かめるように優しく
触れてくれた。

あまりの快感に気が遠のくのを
感じながらも、何度も何度も
その日、私達が互いを
求め合った。

何度も果てては、また求めてを
繰り返し私達はそのまま
眠りについた。

これほど幸せな気分で眠れたのは
本当に久しぶりだった。

< 33 / 92 >

この作品をシェア

pagetop