道の果て・・
それから3ヶ月が過ぎ
相変わらず2人は幸せだった。
夏生は時間があれば
ずっと私の側にいてくれた。

夏生は大学3年生になり
2人はあと2年後には
結婚して幸せな家庭を
つくることを、想像しては
その日が来るのを待ちわびていた。

ある日、夏生は学校へと
向かった。
私は朝から体がだるくて
仕事を休んでいた。

家で1人で寝ていると
吐き気がして慌てて洗面所へと
向かった。

それはすぐに妊娠だと
わかった。

相変わらず、私達は避妊をしていた、
それなのになぜ?
1人の部屋で不安になりながら
考えていた。

あの日、成人式が終わり2人で
帰ったあの日はお互い
高ぶっていたせいで
避妊をしなかった。

そんなことがあるなんて・・・
私は自分の愚かさを呪った。
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