俺様教師に恋なんか








先生の車に揺られていると、目的地へ着いた。




「......ショッピングモール?」


「ああ」



そこは色んなお店がたくさん入っている大型ショッピングモールだった。


駐車場に車を停めて降りると、ガヤガヤワイワイと楽しい声が聞こえてくる。


連休だから家族連れやカップルがたくさんいてとても混んでいる。



「はぐれるなよ」

「いやいや子供じゃないんですから」

「子供だろ?」


むっ!


「子供じゃない!」

「はいはい」



......ていうか、なんで先生とこんなところにいるんだろう。


なんで私へのおわびでショッピング??


そういえば「デート」って言ってたな。


......デート......



............デート!?




「デート!!?」

「うわっびっくりした。今さら?」

「な、なんで?デートってなんですか!?」

「うるせーな。俺がデートって言ったらデートすんだよ」

「えっえっ、あの、ちょっと...!」


するとグイッと手を引かれた。


「ひゃあ!?」

「ほら、こっち行くぞ」


ズンズンと人混みの中引っぱられていった。



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