俺様教師に恋なんか
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しかし先生は驚いた顔で固まってしまった。
・・・・・・なんで何も言わないの?
えっ、おかしくない?
一応、かーなーり勇気を振り絞って言ったんだけど・・・。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
それでも続く無言。
「・・・じゃあ、そういうことで。おやすみなさい」
空気に耐えられなくなって先生に背を向け部屋に戻ろうとした。
だって、だってさ!
こんな困らせるつもりなかったのに・・・。
いやまあこのタイミングで言われてもアレだよね。
え、今?って感じだよね。
だいたい返事はいらないとか言われてたし・・・・・・。
うん。まあ確かに。アレだね。うん。
アレだわ。
・・・・・・アレってなんだよっ!!
すると突然、先生の香りがした。
「・・・ひゃっ!?」
後ろからぎゅうっと抱きしめられていた。