俺様教師に恋なんか



そしてすぐ隣にドカッと座る和泉先生。


「じゃあはじめよっか。ちなみに今日隣の生徒休みだから」


「あ、はい......」


えっ?えっ?えー??


こ...こんなに近いの!?


しかも今日は先生と2人っきり!!?


「前回の続きな。テキストの......なにボーッとしてんだ。早く道具出せ」


いやいやいや...!


なにこの急展開!!


そりゃーボーッとするわ!!



......けど、逆に考えればこれはチャンスなのでは...!?


2人っきりだし、この位置なら誰にも見られない。



「い......和泉先生。あの、これ...」



鞄の中からマフラーを取り出した。


そしてペコリと頭を下げる。



「なかなか返せなくてすみませんでした。ありがとうございました」



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