イケメン王子に惚れられました。
「わ、悪い悪い……
いや、まさか手を出したらワン………っふ
っていうと思わなかった……っふ……
から………」
…………バカにしてますね。完全に。
いや、笑い堪えられてないし。
体プルプル震えてますし。
とりあえずこのグーで殴ってもいいかな??
笑いすぎてもうだいきくんの手も緩んできたし。
……もういいや隙を見て逃げよ。
そう心に決めた瞬間…
「ん。」
また差し出された手。
こいつまだバカにしてる………
せめて顔、笑い抑えてからやれよ。
そう思いながらも馬鹿にされたイライラとさっきの恥ずかしさは増してく一方だった。