優しすぎるイケメン王子*擬人化・短篇*


「にゃあん」


―――悔しいけど。


お似合いだと思う。
運命の出会いだな。
今度こそうまくいくといいね。


「あなたのお陰ね、こうして再会できたのも」


なんとなく、嬉しそうだ。


「彼女いるみたいだったけど」


胸が。
ズキンとなった。


私が、何とかしてあげる。
なんとかしてあげたい。


ふっ、と近付いて頬擦りしてみた。


「ありがとう。応援してくれるの??」



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