優しすぎるイケメン王子*擬人化・短篇*
**3


「誰よ!?その女!?」


2人がハッとする。
菜緒子だ。


キッと睨み付ける。
彪さんを追いかけて出てきたようだ。


「あっ、私はじゃあこれで。引き取っていいですか??」


まずい空気を察した海深さんが、かごに戻すと自転車を出そうとした。


ブランケットに気付いた菜緒子が、


「あら、もらってくれるの??ありがとう…彪!?」


彪さんが海深さんの腕を掴んだ。


「あの、看に行っていいか、猫」


「……ああ、はい」



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