君の世界から恋が消えた日
そう言うとそっと私の頬に触れ涙を拭った

壊れ物を扱うみたいに優しく

そしてぎこちないその仕草に
心臓がとくとくと脈打つ

突き放された時の水樹君と
まるで別人のようで
私は混乱していた
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