君の世界から恋が消えた日
綾人はもういいやと呆れ果てた様子で
部屋を出ようとしていた


「気が済んだでしょ?
もうそろそろ父さん帰って来ちゃうし
戻ろうよ
なんか意外と反応フツーで
つまんないしさー」


綾人は手招きして私を急かす


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