とりあえず恋人になりますか。
「雪っ、」
もうこの際、気まずいとかそーゆーの
関係ない。
好きな女が困ってたらさすがに
放っておけない。
「春。
もうやめろ。」
「冬馬…」
橘くんと知り合いなのか?
「ケホケホ…」
「雪?大丈夫?」
少し咳き込みながら座り込んだ雪。
「悠…
大丈夫ですよ。」
笑ってる…
「無理しないでね」
「わかってます。」
さっきの客と橘くんは教室を出て行った
雪に聞きたいことが山ほどある