ON AIR〈オン エアー〉
「「会いたかったです〜!!」」
とにかく会えた感動からか…私は先輩の両手をぎゅっと…つかんでとにかく第一声伝えたかった言葉を絞り出した。
「す、すみません……。 ちょっと…早く体育館にいこう!!」
その行動にギョッ…とした未毬ちゃんは…この後の私の行動を先に予測したのか…ひとまず私と先輩の間に入りこむように声をかけてきた。
「きみ達……新入生なの?」
天使の生ボイス…暖かい陽だまりのような癒し系の笑顔で私達に問いただした。