100回の好きの行方
*******
麻嘉は運転する篤人の姿を眺めながら、いつもと違う篤人にドギマギしていた。
いつもと違うスーツ姿に、運転中は勝手が悪いとの理由でネクタイが外されそこから覗く鎖骨、ハンドルを持つ男らしい手。
先程から二人の間には会話はないが、逆にそれが心地よい空気を出していた。
「いい臭いがする……。」
ふと放たれた言葉に麻嘉は、ハッとする。
「あっ、作ってきたよ!食べやすいようにおにぎりにしました!中には何かが入ってるよ!」
麻嘉は隣ばかりを気にしていて、早起きして作ったおかず入のおにぎりを後部座席に置いているのをすっかり忘れていたのだ。
運転席と助手席の間から、後部座席にあるお弁当を取ろうと身を乗り出した麻嘉をチラリとみた篤人は、一瞬にして目を反らした。
麻嘉が身を乗り出し時、コートがはだけ、一瞬だったがその間から太ももが見え隠れしたのだ。
「おにぎりだから、味噌汁のスープだけ水筒に入れてきたよ。ってどうしたの?顔赤くない?」
「っな!何でもないっ!!」
麻嘉は、自分の太ももが見えていたことなんて知らないため、篤人の様子に首をかしげた。
麻嘉は運転する篤人の姿を眺めながら、いつもと違う篤人にドギマギしていた。
いつもと違うスーツ姿に、運転中は勝手が悪いとの理由でネクタイが外されそこから覗く鎖骨、ハンドルを持つ男らしい手。
先程から二人の間には会話はないが、逆にそれが心地よい空気を出していた。
「いい臭いがする……。」
ふと放たれた言葉に麻嘉は、ハッとする。
「あっ、作ってきたよ!食べやすいようにおにぎりにしました!中には何かが入ってるよ!」
麻嘉は隣ばかりを気にしていて、早起きして作ったおかず入のおにぎりを後部座席に置いているのをすっかり忘れていたのだ。
運転席と助手席の間から、後部座席にあるお弁当を取ろうと身を乗り出した麻嘉をチラリとみた篤人は、一瞬にして目を反らした。
麻嘉が身を乗り出し時、コートがはだけ、一瞬だったがその間から太ももが見え隠れしたのだ。
「おにぎりだから、味噌汁のスープだけ水筒に入れてきたよ。ってどうしたの?顔赤くない?」
「っな!何でもないっ!!」
麻嘉は、自分の太ももが見えていたことなんて知らないため、篤人の様子に首をかしげた。