100回の好きの行方
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麻嘉のスケジュールは、納期が近くならなければほぼ、変わらない。
朝は、始発に乗り込み二人席に座る。まだ人は疎らなため、二人席を一人で使っても誰も文句を言う人はいない。
手前に自分が座り、奥に家から持ってきた花卉をおく。
一時間半かけ会社に行くと、いるのは守衛のおじちゃん一人だ。時刻は7時。就業時間は8時半のため、オフィスには誰もいない。
着くとすぐに受付の台に荷物をおき、床に御座を引き、入り口にある大きな花瓶をその上に乗せ、自分も正座をし、正面から花瓶を見る。
家から持ってきた花卉を、心を無にしながら生けていく。
枝ものを始めに生けて、次にメインの花を正面を確認しながら生ける。
これが月曜日の日課。
火曜日から金曜日は手入れをするだけの簡単な作業だが、月曜日は、先週の花卉の片付けや今週の花を生けるため、いつもより忙しいが、身が引き締まる思いをする。
片付けが終わり御座や道具を預けている守衛室に行くと、守衛のおじちゃんが、お茶を入れて待っていてくれる。
「おじちゃん~終わりました!また、預りお願いします!」
「おっ、ご苦労さん!」
「おじちゃんもお疲れ様です!」
守衛室をノックし手招きするおじちゃんの方へ行く。
麻嘉のスケジュールは、納期が近くならなければほぼ、変わらない。
朝は、始発に乗り込み二人席に座る。まだ人は疎らなため、二人席を一人で使っても誰も文句を言う人はいない。
手前に自分が座り、奥に家から持ってきた花卉をおく。
一時間半かけ会社に行くと、いるのは守衛のおじちゃん一人だ。時刻は7時。就業時間は8時半のため、オフィスには誰もいない。
着くとすぐに受付の台に荷物をおき、床に御座を引き、入り口にある大きな花瓶をその上に乗せ、自分も正座をし、正面から花瓶を見る。
家から持ってきた花卉を、心を無にしながら生けていく。
枝ものを始めに生けて、次にメインの花を正面を確認しながら生ける。
これが月曜日の日課。
火曜日から金曜日は手入れをするだけの簡単な作業だが、月曜日は、先週の花卉の片付けや今週の花を生けるため、いつもより忙しいが、身が引き締まる思いをする。
片付けが終わり御座や道具を預けている守衛室に行くと、守衛のおじちゃんが、お茶を入れて待っていてくれる。
「おじちゃん~終わりました!また、預りお願いします!」
「おっ、ご苦労さん!」
「おじちゃんもお疲れ様です!」
守衛室をノックし手招きするおじちゃんの方へ行く。