100回の好きの行方
ベットから見える時計をみると、朝方の4時であることが分かる。
今日は、平日のため仕事のだ。予め昨日と今日と有給をとっている麻嘉は大丈夫だが、篤人は仕事だ。
「大丈夫なのかなぁ?」
呟いて見るが、篤人は寝入っていて起きる気配はない。
家に連絡を入れてないから、ケータイの呼び出し音が兄からかも知れないと思いながらも、篤人の手を振り払いベットから抜け出すことは出来ず、篤人の寝顔を見つめていた。
仕事では眼鏡を外さないため、眼鏡をしていない素顔は珍しい。独り占めしている自分が、たまらなく嬉かった。
向かい合って寝顔を眺めているうちに、昨夜のことを思いだしてしまい、体が熱くなるのがわかった。
篤人も自分も素肌で眠っていたようで、寝顔から視線を下に下ろすと鎖骨が目に入り、剥き出しの裸体が目に映った。
恥ずかしくて視線を逸らそうとしたが、篤人が寝ているのを確認すると、そっと剥き出しの肌に吸い付くように掌か伸びてしまっていた。
初めて台風の夜抱かれたときは、虚しさが残り慌ててシャワーにいった。
2回目は、篤人のため息とどこを見ているか分からない表情だけが印象的だった。
だから、今日隣に本当の恋人としているのが不思議で、手を伸ばしたら触れられる距離にいるのが、嘘のようだった。
今日は、平日のため仕事のだ。予め昨日と今日と有給をとっている麻嘉は大丈夫だが、篤人は仕事だ。
「大丈夫なのかなぁ?」
呟いて見るが、篤人は寝入っていて起きる気配はない。
家に連絡を入れてないから、ケータイの呼び出し音が兄からかも知れないと思いながらも、篤人の手を振り払いベットから抜け出すことは出来ず、篤人の寝顔を見つめていた。
仕事では眼鏡を外さないため、眼鏡をしていない素顔は珍しい。独り占めしている自分が、たまらなく嬉かった。
向かい合って寝顔を眺めているうちに、昨夜のことを思いだしてしまい、体が熱くなるのがわかった。
篤人も自分も素肌で眠っていたようで、寝顔から視線を下に下ろすと鎖骨が目に入り、剥き出しの裸体が目に映った。
恥ずかしくて視線を逸らそうとしたが、篤人が寝ているのを確認すると、そっと剥き出しの肌に吸い付くように掌か伸びてしまっていた。
初めて台風の夜抱かれたときは、虚しさが残り慌ててシャワーにいった。
2回目は、篤人のため息とどこを見ているか分からない表情だけが印象的だった。
だから、今日隣に本当の恋人としているのが不思議で、手を伸ばしたら触れられる距離にいるのが、嘘のようだった。