100回の好きの行方
ドレスに着替えて、自分で軽く髪の毛を揺るふわお団子ヘアにし、化粧をしようとすると、二人に制され、鏡から離れたロッカー中央のイスに座らされる。
二人に"いいから、任せて!"と言われ、すごく不安だが、時間もないのでただ二人に委ねた。
麻嘉は、華道の家柄のため、ネイルすることは全くなく千華に"いいね。"と度々話していた。
それを覚えていたのか、ドレスに合わせてシャンパンゴールドのネイルをしてくれた。
自分の爪に色がつき、興奮していると、手がとまり、満足そうに笑うあかねから鏡を渡された。
「私じゃないみたい……。」
「あんただって!!」
変な台詞に思わず千華が突っ込みを入れる。
いつもはナチュラルメイクだが、しっかりメイクをした麻嘉を見て二人とも同性ながらうっとりと見惚れてしまいそうだ。
「あっもう時間だ。ありがとう~行ってきます!」
肌寒くはないが、会社をこの格好で歩く勇気は、さすがに持ち合わせてないため、薄手のスプリングコートを羽織り、いつもよりさらに高い8センチの靴を履き、ロッカーを後にする。
男性陣が待つ、会社のロビーまで足早に歩く。
その間、周りからの視線が麻嘉に向けられたが、本人は気にすることなく、突き進んだ。
二人に"いいから、任せて!"と言われ、すごく不安だが、時間もないのでただ二人に委ねた。
麻嘉は、華道の家柄のため、ネイルすることは全くなく千華に"いいね。"と度々話していた。
それを覚えていたのか、ドレスに合わせてシャンパンゴールドのネイルをしてくれた。
自分の爪に色がつき、興奮していると、手がとまり、満足そうに笑うあかねから鏡を渡された。
「私じゃないみたい……。」
「あんただって!!」
変な台詞に思わず千華が突っ込みを入れる。
いつもはナチュラルメイクだが、しっかりメイクをした麻嘉を見て二人とも同性ながらうっとりと見惚れてしまいそうだ。
「あっもう時間だ。ありがとう~行ってきます!」
肌寒くはないが、会社をこの格好で歩く勇気は、さすがに持ち合わせてないため、薄手のスプリングコートを羽織り、いつもよりさらに高い8センチの靴を履き、ロッカーを後にする。
男性陣が待つ、会社のロビーまで足早に歩く。
その間、周りからの視線が麻嘉に向けられたが、本人は気にすることなく、突き進んだ。