100回の好きの行方
ーお互いが付けた"あと"ーの行方
「えっ……まぢかよ……。」
あの台風の日から1ヶ月たった頃、尚志と千華に呼び出された篤斗は思いがけない事実を聞かされることになった。
「あいつモテない訳じゃないし……。嘘だろ……。てか、何でそんな事……。」
二人に呼び出された篤斗は、聞かされた真実よりもなぜ、そのこと知っているのか疑問に思った。
「あんた達がヤッタのを麻嘉に聞いた訳じゃないよ。篤斗あんた背中にキスマーク付けすぎだからね!」
そう千華に言われ、あの時の記憶が甦った。
自分のモノじゃないから、さすがに麻嘉から見える胸や首等につけられず、麻嘉が気がつかないように、背中につけた。
だが、背中に吸い付いた時の反応があまりにも可愛くて、何度も執拗に吸い付いていたのを思い出す。
「出張の次の日、麻嘉、家に泊まりに来たのよ……。それで、気がついた。」
「そっか。」
「あんたの馬鹿彼女みたいに、ヤッタとか友達に話したりしないからね!!……さすがに会社でバレたらまずいから背中、鏡でみなさいよと言ったけど。」
千華はワインを飲みながら、その時のこと思い出していた。
*******
急に"泊まりにきたい"と言った麻嘉に驚きながらも、すぐにOKを出した。
あの台風の日から1ヶ月たった頃、尚志と千華に呼び出された篤斗は思いがけない事実を聞かされることになった。
「あいつモテない訳じゃないし……。嘘だろ……。てか、何でそんな事……。」
二人に呼び出された篤斗は、聞かされた真実よりもなぜ、そのこと知っているのか疑問に思った。
「あんた達がヤッタのを麻嘉に聞いた訳じゃないよ。篤斗あんた背中にキスマーク付けすぎだからね!」
そう千華に言われ、あの時の記憶が甦った。
自分のモノじゃないから、さすがに麻嘉から見える胸や首等につけられず、麻嘉が気がつかないように、背中につけた。
だが、背中に吸い付いた時の反応があまりにも可愛くて、何度も執拗に吸い付いていたのを思い出す。
「出張の次の日、麻嘉、家に泊まりに来たのよ……。それで、気がついた。」
「そっか。」
「あんたの馬鹿彼女みたいに、ヤッタとか友達に話したりしないからね!!……さすがに会社でバレたらまずいから背中、鏡でみなさいよと言ったけど。」
千華はワインを飲みながら、その時のこと思い出していた。
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急に"泊まりにきたい"と言った麻嘉に驚きながらも、すぐにOKを出した。