100回の好きの行方
ー突然の辞令ーの行方
菜月に解放され穏やかな日々を送っていた篤斗。
篤斗と菜月が別れたらしいと噂が流れたが、誰も真実を聞こうとせずにいた。
仕事も順調だと思えたその時、嵐はやって来たのだ。
アクセサリー・和小物デザインのフロアに社長がやって来て、驚愕の発言を放ったのだ。
社長がフロアに来たことにもみんな驚き、となりのインテリア部門も静まり返り、聞き耳を立てるなかで、佐伯はようやく口を開いた。
「……朝霧に、辞令ですか?」
出勤して間もない時間で、フロアにほぼ全員いるなかで突然言い渡された麻嘉への辞令は、総務部への異動だった。
「何故、総務に?朝霧は自社ブランドを何個も抱えてます。……今、異動は会社にとっても痛手だと思いますが。」
冷静に社長に抗議する佐伯。
フロアのみんなも、今まで会社に貢献してきた麻嘉が、まさかの総務に異動とは目から鱗状態で、固まっているのが現状だ。
「もうすでに、周りには承諾済みなんだよ。……フラワー新生シリーズとしてすべて生まれ変わるんだよ。メディアにも、うちの看板デサイナーとしてバンバン売り込んで行く予定でメディアもすでに手配済み。デサイナー菜月として、彼女には頑張って貰うんだ。」
篤斗と菜月が別れたらしいと噂が流れたが、誰も真実を聞こうとせずにいた。
仕事も順調だと思えたその時、嵐はやって来たのだ。
アクセサリー・和小物デザインのフロアに社長がやって来て、驚愕の発言を放ったのだ。
社長がフロアに来たことにもみんな驚き、となりのインテリア部門も静まり返り、聞き耳を立てるなかで、佐伯はようやく口を開いた。
「……朝霧に、辞令ですか?」
出勤して間もない時間で、フロアにほぼ全員いるなかで突然言い渡された麻嘉への辞令は、総務部への異動だった。
「何故、総務に?朝霧は自社ブランドを何個も抱えてます。……今、異動は会社にとっても痛手だと思いますが。」
冷静に社長に抗議する佐伯。
フロアのみんなも、今まで会社に貢献してきた麻嘉が、まさかの総務に異動とは目から鱗状態で、固まっているのが現状だ。
「もうすでに、周りには承諾済みなんだよ。……フラワー新生シリーズとしてすべて生まれ変わるんだよ。メディアにも、うちの看板デサイナーとしてバンバン売り込んで行く予定でメディアもすでに手配済み。デサイナー菜月として、彼女には頑張って貰うんだ。」