forever  love
ヒロシも…スキだったの??
前から??
ぢゃ、両思いだったってコトぢゃねえか。
俺の方が真紀のコトずっとずっとスキだったのに。
悔しい。

だけど
ヒロシは女子からもすごい人気があって、真紀がほれるのも無理はない。
というのは…かっこいいし、優しいし、気取んないし、金持ちだし、運動もできて、頭も良い。
悪いとこは1つもないくらいだ。
そんな奴に俺が勝てる分けないし。
「勝てる…わけねぇじゃん。」
俺はつぶやく。
「へ?なにした?」
のんきに問いかけてくる智也。
ちくしょー、こいつ彼女とラブラブだかんなー。
「うっせぇ!ばかっぷるっ!!」
智也は目を丸くしている。驚いているようだ。
「なに、怒ってんだよ!!ごめんってぇー!」
「ばかっぷるはお断りー!!」
「ごめーん!」
「くんなぁあ!!」
「まぢごめんなさい!竜さま~!!」
「やだね!!お前らばかっぷるだから!!」
「なんでだよ~ 笑」
「ば~か~ 笑」
「あ!!」
突然、そう叫ぶ声

「智也なにし…」

“智也なにした??”

って聞こうと思った。

けど、途中でとぎれてしまった。

途切れないわけないだろ。

こんなの見て。



廊下では、愛しいヒトの姿が見えた。
笑顔…。
その理由は、横にいる男が

ヒロシだからなんだろ??






俺の気持ちはなんで伝わらない?
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