好きになるということ。
ながされるたいへんさ
もしも自分が鳩だとしたら
群れになって餌を食べて電線に止まって
眠って起きてまた群れになって―――
「ん...あっ、もうちょっと右...!」
考えることといったらそれしかなくて、それが物凄く楽――というより、楽しそうで。
「んんっ、そこっ!もっと...んっ」
悩みが少ないという事は、幸せな事だなと、そんな事ばかり考えては、馬鹿らしくなる自分がいる訳で。
「結子«ユイコ»の中...最高...!」
「ああっ!ダメ、いっちゃう...!」
今日のご飯、肉食べたいな~、スーパー寄って帰ろう。
「じゃあまた連絡して」
なのに、作る気力が“終わった”瞬間無くなるとはなんなんだろうか。