私と彼と彼女
彩羽は欲しいものを買って満足したらしい。
さっきからずっと横で鼻歌を歌ってる。
なんでこんな楽しそうなの、こいつ。
「次どこか朔は行きたいとこある~?」
行きたいとこね…。
特にないんだよな。
「アイスでも食べるか…?」
さっきからやけに暑い。
ぐだぐだ余計な事考えてたからだろうか。
冷たいもので冷やしたい。
「行く!アイス食べたい!」
彩羽も楽しそうだしいいか。
夏の温度がやけに鬱陶しく感じた。