今日も明日も君を想う。
終章〜happybirthday〜
鳥のさえずりで目を覚ます。
雄輔君はもう起きていたみたい。
「おはよう」というと、「おはよう」と返ってきた。
すると、ギュッと抱きしめられて手紙を渡される。
「happybirthday」と囁きながら。
手紙を読み終えたあと、私はボロボロと涙がこぼれ落ちた。
「コレ…ほんと、う…なの?」
「うん。本当だよ。」
そう悲しそうに微笑む雄輔君を、信じられない訳がなかった。
「ありがとう。
いつもいつも。
これからもずっと…
大好きです!」
そう言い、雄輔君の背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめた。