今日も明日も君を想う。




それからは、全てが順調に行っていた。






だけど…。






私は見ちゃったんだ。






彰が雪とキスする所を。






それも、熱い、熱いキス。







私が、いつまで経ってもキスを許さないせいか。






それとも、私がいつまで経っても、心の端で雄輔君を想っているせいか。






だけどその時は、雄輔君の事で泣いた時よりも胸が痛かった。






「どうして?」って思った。







だけど、彰が浮気をするのは私のせい。







だから、私がキスを許せば…。







その先の事も…許してしまえば。と。







その日、「彰の家行っていい?」とメールを送った。






私のハジメテを捧げる覚悟をして。
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