サンタクロースは君だった
「ご飯にしようか。何食べたい?あ、そうだ。熱はもう大丈夫?一応測ろうよ。」
「多分、体感的にないかなって思うんだけど…。」
「でも心配だから、測って。」
そのままひかりの手を引き、ソファーに座らせる。そして体温計を差し出した。
「コーヒーがいい?それともお茶系の方がいいかなぁ?」
「あ、あるもので大丈夫!」
「わかった。…あ、思い出した。一つ、提案しようと思ってたことがあったんだ。」
「なに?」
レオはマグカップにコーヒーを注ぎながら、ひかりの方を見た。
「一日一つ、お互いが一個だけお互いに質問したいなって。よくよく考えたら僕、ひかりちゃんの好きなもの、好きなこと、何にも知らないんだよね。昨日コンビニでゼリー買おうとした時にもすっごい悩んでさ。だから、ひかりちゃんのこと、少しずつちゃんと知りたいって思ったんだ。」
「一日一つ…。」
「どんな些細なことでも訊いていいルール。どうしても答えられないときはどうしても答えられない理由をちゃんと言ったら答えなくてもいいってことでどう?ひかりちゃんからもルール提案受け付けます!」
「ルール…。特に思いつかない…なぁ。」
「じゃあひとまずはこのルールでいい?もし追加があったらその都度追加しよう!」
レオは小さい頃のようにニコニコと笑っていて楽しそうだ。
「…あ、ある!えっと、すぐには答えられない場合はどうしたらいい?」
「んー…待つけど必ず答えること、でどう?」
「…どのくらい、待ってくれる?」
「待たせる気だなーひかりちゃん。僕、そんな意地悪な質問しないよ。」
「いやあの…違うの。色んなものにそんなにこだわりがないから、改めて考えることになると思うし…だから遅くなっちゃうかなって。」
「遅くなっていいよ。一生懸命考えてくれるひかりちゃんも可愛いから。」
「そ、そういう問題じゃ…。」
その時、ピピッと体温計が鳴った。
「熱あった?」
「平熱。36度ちょっと。」
「良かった!じゃあ本日の質問。朝は和食派?洋食派?」
これにだけは即答だ。
「和食派かな。忙しい時はついついパン買っちゃうけど。」
「なるほど。じゃあ僕が腕によりをかけて味噌汁を作りましょう。」
「レオくんは?」
「僕は…朝はちょっと苦手派かな。でもどちらかといえば和食の方が無理なく食べれる。」
こうして一問一答の日々が始まった。
「多分、体感的にないかなって思うんだけど…。」
「でも心配だから、測って。」
そのままひかりの手を引き、ソファーに座らせる。そして体温計を差し出した。
「コーヒーがいい?それともお茶系の方がいいかなぁ?」
「あ、あるもので大丈夫!」
「わかった。…あ、思い出した。一つ、提案しようと思ってたことがあったんだ。」
「なに?」
レオはマグカップにコーヒーを注ぎながら、ひかりの方を見た。
「一日一つ、お互いが一個だけお互いに質問したいなって。よくよく考えたら僕、ひかりちゃんの好きなもの、好きなこと、何にも知らないんだよね。昨日コンビニでゼリー買おうとした時にもすっごい悩んでさ。だから、ひかりちゃんのこと、少しずつちゃんと知りたいって思ったんだ。」
「一日一つ…。」
「どんな些細なことでも訊いていいルール。どうしても答えられないときはどうしても答えられない理由をちゃんと言ったら答えなくてもいいってことでどう?ひかりちゃんからもルール提案受け付けます!」
「ルール…。特に思いつかない…なぁ。」
「じゃあひとまずはこのルールでいい?もし追加があったらその都度追加しよう!」
レオは小さい頃のようにニコニコと笑っていて楽しそうだ。
「…あ、ある!えっと、すぐには答えられない場合はどうしたらいい?」
「んー…待つけど必ず答えること、でどう?」
「…どのくらい、待ってくれる?」
「待たせる気だなーひかりちゃん。僕、そんな意地悪な質問しないよ。」
「いやあの…違うの。色んなものにそんなにこだわりがないから、改めて考えることになると思うし…だから遅くなっちゃうかなって。」
「遅くなっていいよ。一生懸命考えてくれるひかりちゃんも可愛いから。」
「そ、そういう問題じゃ…。」
その時、ピピッと体温計が鳴った。
「熱あった?」
「平熱。36度ちょっと。」
「良かった!じゃあ本日の質問。朝は和食派?洋食派?」
これにだけは即答だ。
「和食派かな。忙しい時はついついパン買っちゃうけど。」
「なるほど。じゃあ僕が腕によりをかけて味噌汁を作りましょう。」
「レオくんは?」
「僕は…朝はちょっと苦手派かな。でもどちらかといえば和食の方が無理なく食べれる。」
こうして一問一答の日々が始まった。