サンタクロースは君だった
『お時間が来てしまったようです。すごい数の問い合わせもきているようです。では最後に冬木さん、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。』
『わざわざ見てくださっている皆様、本当にありがとうございます。また、僕の音楽を好きでいてくださる方も、応援してくださっている方も本当にありがとうございます。身勝手なことばかり言い続けてしまってすみません。でも、今話せる一番正直な気持ちを全て話しました。本日は、本当にありがとうございました。いつかどこかで僕の音楽に出会った時には愛してくださると嬉しいです。』
レオはそう言って深く頭を下げた。そして番組は次のコーナーへと移っていった。
* * *
「冬木レオン、というよりはレオらしいな話し方が。」
「修さん、ありがとうございました。こんな場を用意してもらっちゃって。」
「おかげで見たこともない数字取れそうだし、こういう時はお互い様さ。さ、会いたい人のところへ帰れ帰れ。」
「…敵わないなぁ、修さんには。」
<街中の反応>
「うーわ、すごい件数だなぁ。」
「トレンド、冬木レオン?」
「見た見た!なんかすごい、公開告白だったらしいよ。彼女が好きで好きで仕方がないーってやつ。」
「まじか!まだ見てない!」
「21とか人生まだまだじゃん。好き勝手やって何が悪いよ。」
「てか週刊誌、デリカシーなさすぎ―。」
「冬木レオンにあんな風に想われる彼女さん羨ましい~!」
「わかる!あんな風に想われてみたい!」
「早く結婚して落ち着いて、ライブしてほしい!やっぱ生歌聴きたいよー!」
「ハッピーラブソング歌う冬木レオンめっちゃ見たい!」
* * *
<舞台挨拶にて>
「ご友人の冬木レオンさんの今日放送だった独占取材、ご覧になりましたか?」
「あー…あれって今日でしたね。見てないですがスマホでちょこっと読みましたよ。」
「すごい反響ですよね。ご友人としてはいかがですか?」
「友人としては、幸せになってくれって感じです。なんだかんだで苦労人なので、落ち着ける、安らげる場所があるのは大事なことだし、そういう場所で幸せになってくれたらいいなと思います。あと、これは完全に余談ですけど、彼女さんめちゃくちゃいい人だし、すごい耳の持ち主なんですよ。あいつも彼女のこと大好きですけど、彼女さんも相当、あいつのこと大好きですからね。付き合ってないですが。」
『わざわざ見てくださっている皆様、本当にありがとうございます。また、僕の音楽を好きでいてくださる方も、応援してくださっている方も本当にありがとうございます。身勝手なことばかり言い続けてしまってすみません。でも、今話せる一番正直な気持ちを全て話しました。本日は、本当にありがとうございました。いつかどこかで僕の音楽に出会った時には愛してくださると嬉しいです。』
レオはそう言って深く頭を下げた。そして番組は次のコーナーへと移っていった。
* * *
「冬木レオン、というよりはレオらしいな話し方が。」
「修さん、ありがとうございました。こんな場を用意してもらっちゃって。」
「おかげで見たこともない数字取れそうだし、こういう時はお互い様さ。さ、会いたい人のところへ帰れ帰れ。」
「…敵わないなぁ、修さんには。」
<街中の反応>
「うーわ、すごい件数だなぁ。」
「トレンド、冬木レオン?」
「見た見た!なんかすごい、公開告白だったらしいよ。彼女が好きで好きで仕方がないーってやつ。」
「まじか!まだ見てない!」
「21とか人生まだまだじゃん。好き勝手やって何が悪いよ。」
「てか週刊誌、デリカシーなさすぎ―。」
「冬木レオンにあんな風に想われる彼女さん羨ましい~!」
「わかる!あんな風に想われてみたい!」
「早く結婚して落ち着いて、ライブしてほしい!やっぱ生歌聴きたいよー!」
「ハッピーラブソング歌う冬木レオンめっちゃ見たい!」
* * *
<舞台挨拶にて>
「ご友人の冬木レオンさんの今日放送だった独占取材、ご覧になりましたか?」
「あー…あれって今日でしたね。見てないですがスマホでちょこっと読みましたよ。」
「すごい反響ですよね。ご友人としてはいかがですか?」
「友人としては、幸せになってくれって感じです。なんだかんだで苦労人なので、落ち着ける、安らげる場所があるのは大事なことだし、そういう場所で幸せになってくれたらいいなと思います。あと、これは完全に余談ですけど、彼女さんめちゃくちゃいい人だし、すごい耳の持ち主なんですよ。あいつも彼女のこと大好きですけど、彼女さんも相当、あいつのこと大好きですからね。付き合ってないですが。」