サンタクロースは君だった
1.1*片っぽてぶくろ
ねぇ、ひかりちゃん。君は笑うだろうか。
いや、多分君は笑わないね。
きっと慌てて僕に駆け寄って、心配そうに目尻を下げるんだ。
手が冷たくても気にならないって言ったら、怒られるかな。
それでも僕は、きっと嬉しい。
見たことのない君を見つけることができるから。
1.1
片っぽてぶくろ
「…手を繋がない?」
真っ赤になっている僕も僕だけど、それにつられて赤くなった君にとてつもない愛しさを覚えたんだ。
いや、多分君は笑わないね。
きっと慌てて僕に駆け寄って、心配そうに目尻を下げるんだ。
手が冷たくても気にならないって言ったら、怒られるかな。
それでも僕は、きっと嬉しい。
見たことのない君を見つけることができるから。
1.1
片っぽてぶくろ
「…手を繋がない?」
真っ赤になっている僕も僕だけど、それにつられて赤くなった君にとてつもない愛しさを覚えたんだ。