sunflower


「ただいまーー。」


学校も終わり即帰宅した。

学校おっても、ろくに話もできへんし。


「かぁちゃんーー!どこおんねん!陽菜が帰ってきたでーー。」




シーン⿴⿻⿸







…なんや?やけに静かすぎんな。

せっかく、首も前に向けれておもろい話してやろかおもてたのに…。



…電気もついとらんし、とぅちゃんもおらへんのん?


かぁちゃんっても、こんな時間から買い物も行かれへんし。




ん〜〜…。



とりあえず、うちは冷蔵庫からお茶を取り出して1杯飲んだ。



「ぷはぁ〜っ!!」


コップにお茶をつけたして、飲みながらかぁちゃんを探した。


「かぁ〜ちゃーん、かぁーちゃ…」



台所の方がら手が見えていた。

白くて細い。



そして、私と同じ髪色ーー。






そこにはかぁちゃんが倒れていた。


「ーーかぁちゃん!!?かぁちゃんしっかりしー!どないしたん!!!なぁ、目、開けてっ!!!」




お願いやて。

目を開けてかぁちゃん!!






目に浮かぶ涙は、床に落ちては赤くなるーー。




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