sunflower
太陽side
~次は終点~△〇□駅です~
ーーふと目が覚める。
どうやら降り遅れたらしい。
知らないところまで来てしまった。
「グーーー…グーーー…」
目の前には1人、イビキのうるさい女。
黒のリュックには何やらいっぱい詰め込まれている。
フードを被っていて顔は見えないが、首や手、足首など、肌が白いのが目立った。
「………。」
起こしてみようか?
どうせもう終点だし、少しだけどどんな顔しているか気になるし。
俺は立って彼女の目の前で止まり、フードに手をかける。
「あの、もう終で」ーーガタッ、キィィィィィィ!!!
「ーーうわっ!」
「ーーふぇっ!?」
ーーバタンッ
俺は床に尻もちをついた。
「ーーっいてて。」
その時急に電車が止まる衝撃で彼女が起きた。
そして、フードもとれていた。
そこには、目の青い金髪の美少女がいた。