sunflower
玄関ドアをあけると、今日もいい天気やった。
「よっしゃーーー!!!今日も走るで!」
うちは黒のリュックサックを背中に背負って走り出した。
「おやおや、陽菜ちゃん、今日も、遅刻かい?」
3丁目の角の赤い家のばぁちゃん。
いつも私に話しかけてくれる優しいばぁちゃん。
「ちゃうわい!うちは遅刻なんてしたことねーで!!」
手を振ってあとを去る。
今日は長い髪をくくり忘れて少し邪魔やったけど何とか学校には間に合った。
自分の席に座るとようやく気が抜けた。
けど、とりあえずあぢぃ〜〜…。
うちは窓側にか顔を向けて風を待つ。
「ーーは、は、はは陽菜さん!」
したら、急に後ろから声をかけられた。