I need you !
ラスベガスは、ホテルが沢山あるだけでなく、世界中の有名な建物を取り入れた形のホテルがある。
エッフェル塔、ピラミッド、など、とにかくひとつひとつが大きい。
ホテルの建物の周りをジェットコースターが走っているのには、驚くばかりだった。
夜は、あちらこちらのホテルのショーを堪能して、ラスベガスのきらびやかな夜を満喫した。
次の日、朝6時出発、小型飛行機でグランドキャニオン・ウエストへむかう。
目的は、キャニオンの上に張り出した円形の橋を歩くスカイウォークだ。
飛行機が、グランドキャニオンに近づき、眼下に広がる谷を見たときは、言葉が出なかった。
何億年と言う長い年月をかけて形成された景観に畏れ多い気持ちになった。
スカイウォークは、シューズカバーをつけ、荷物は、全て預けて手ぶらで歩く。
谷底から、約1200mの高さを歩くのは、やはりちょっと怖かった。風が無くてよかったけど、魁の手が離せなかった。
午後4時頃、ラスベガスに戻り、今夜はカジノだ。本場のカジノをふたりで楽しんだ。ビギナーズラックで、私は、100ドル儲けた。
でも、魁に言われたように、パスポートを携帯していてよかった。パスポート提示を2回させられた。どうやら、未成年に見られたようだ。
日本人は、若く見られがちだから。
こんなに長く魁といたのは、初めてだったが、自然でありのままいられる幸せを噛み締めた。
魁は、毎晩、私を求めた。
私も日本ではない解放感か、魁の思いをからだ全体で受け止めていた。